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全国各地の地域主体のまちづくりの現場で、都市デザイン・建築設計・参加型ワークショップ・コミュニティデザイン・事前復興・まちづくりのアクションリサーチに取り組みます。
昭和38年から10年かけて建設された彦根銀座の防火建築帯。外壁の崩落事故もあり、その対応が急がれています。防火建築の建て替え/リノベーションの課題に加えて、地域資源(歴史的建物など)の活用や、彦根銀座での若者ライフスタイルの提案など、その周辺の街区も含めた地方都市の中心市街地の再生のビジョンについて考えていきます。

おおい町は、これまで原子力発電による電源供給地として発展してきたまちです。しかし、平成30年にその廃炉が決定したことを踏まえて、新しいまちづくりのあり方を考えていくことが求められています。20年後のポスト原発のまちづくりのシナリオ(SDGs、地域エネルギー、観光ブランディング、MaaSなど)と、その将来像のデザインを地元有志によるまちづくり会社リライトのメンバーの皆さんと一緒に描いていきます。

東日本大震災の津波により被災した気仙沼市内湾地区では、これまで復興まちづくりが進められてきました。阿部は、そのコーディネーター・全体のデザイン統括・主要施設の建築設計などを担ってきました。その内湾エリアと古い街並みが残る八日町・三日町エリアをつなぐウォーカブルな「海と生きる街」の形成し、新たな観光拠点と昔ながらの商店街が連携したまちづくりを進めるために、公共施設の跡地活用、空き地の活用、公共空間のデザインについて提案していきます。

現在、JR茨木駅西口周辺の駅前空間は、整備後から約50年が経過し、駅前機能の老朽化や賑わい低下への対応が求められています。そこで、地域住民や駅利用者のニーズに合わせた駅前空間を実現するために、茨木市や株式会社RIAの皆さんと住民参加型ワークショップを開催し、模型やペルソナ形式でアイデア出しワークショップを行いました。
今後は基本計画策定に向けて、行政や専門家と連携しながら、社会実験を通した具体的な駅前空間の整備計画を考えていきます。

切迫する南海トラフ大地震の発生に備えて、高知県では各地で、防災まちづくりが進められています。宿毛市片島地区では、これまで行政による説明会方式により堤防建設が進められてきましたが、それだけでは納得できない港まち片島では、住民主体の協議の場が作られました。堤防の是非に止まらず、ウォーターフロントの景観デザイン、避難路の整備、空き家の活用など、地区の将来像を提案していきます。

1300年の間に積み重ねられた歴史文化のある長谷寺門前町ですが、高齢化、空き家の増加、通過交通による歩行の危険性などの問題があげられます。地区に残る町家、歴史的資源、自然環境を活かし、観光による賑わいと安心して暮らせるまちのための景観デザインを考えていきます。

三重県大台町は、日本で最初にユネスコエコパーク(生態系の保全と持続可能な利活用の調和(自然と人間社会の共生)を目的とした制度)に認定された、豊富な自然資源をもつ場所です。内発的な活動を起こしていくために、どのような地域資源を活用して、まちづくりへ繋げていくのか、そのアイデアや空間や仕組みの提案、また街全体を対象としたエコロジカルデザインの提案を行っていきます。

